消費者としての感想

利点

・安価：一房100円程度で販売されている（コンビニなどでも販売）
・食べ方が多い：そのまま、冷凍、ジュースなど様々な食べ方がある
・栄養豊富：非常に豊富な栄養素を含む
・腹持ちが良い：炭水化物（糖質）によるエネルギーが持続しやすい

用途（調理法）

・そのまま食べる：常温保存の状態のものを食べる
・熟してから食べる：黒ずんでから食べるとポリフェノールの含有量が高まる
・バナナオレ：牛乳と一緒にミキサーにかけるとバナナオレになる

応用（工夫）

・冷凍：凍らせて食べるとバナナアイスになる（中身をラップに包んで冷凍）

バナナの情報

基本情報

・カロリー：84kcal（1本100g）
・適　　量：3本程度（糖質やカリウムなどから8本程度が上限の目安とも）
・保存方法：常温、冷蔵（1本ずつラップに包んで野菜室へ）
・保存期間：常温（夏2～3日、冬7～10日）、冷蔵（10日程度）

栄養素

【三大栄養素】

・炭水化物：体のエネルギー源を生み出す主要栄養素

【アミノ酸】

・グリシン：アミノ酸の一種で、不眠改善・抗うつ・美肌などの作用がある
・アラニン：アミノ酸の一種で、肝機能改善・スキンケア・長期運動を支えるなどの作用がある
・バリン：必須アミノ酸の一種で、筋肉を強化したり疲労回復を促す作用がある
・イソロイシン：必須アミノ酸の一種で、筋肉修復・疲労回復・成長促進・糖尿病予防などの作用がある
・ロイシン：必須アミノ酸の一種で、筋肉強化・肝機能向上・ストレス緩和・育毛などの作用がある
・セリン：アミノ酸の一種で、美肌・アルツハイマー予防・睡眠促進などの作用がある
・スレオニン：必須アミノ酸の一種で、脂肪肝予防・成長促進・胃炎改善・美肌などの作用がある
・リジン：必須アミノ酸の一種で、疲労回復・集中力向上・肝機能向上・ヘアケアなどの作用がある
・アルギニン：アミノ酸の一種で、成長ホルモン分泌・ダイエット・免疫力向上・血流改善・美肌などの作用がある
・シスチン：アミノ酸の一種で、美肌・髪や爪の健康保持などの作用がある
・メチオニン：必須アミノ酸の一種で、肝機能向上・アレルギー緩和・うつ病改善・ヘアケアなどの作用がある
・フェニルアラニン：必須アミノ酸の一種で、記憶力向上・鎮痛などの作用がある
・チロシン：アミノ酸の一種で、抗うつ・集中力向上・ストレス緩和などの作用がある
・トリプトファン：必須アミノ酸の一種で、不眠解消・抗老化・鎮痛・集中力や記憶力向上などの作用がある
・ヒスチジン：必須アミノ酸の一種で、脂肪の燃焼を促す作用がある
・アスパラギン酸：アミノ酸の一種で、疲労回復・体調の調整・スキンケアなどの作用がある
・グルタミン酸：アミノ酸の一種で、利尿・脳の活性化・美肌・血圧低減などの作用がある（GABAを生成）
・プロリン：アミノ酸の一種で、関節痛改善・美肌・脂肪燃焼などの作用がある（コラーゲンの構成成分）

【ビタミン】

・ビタミンC：皮膚や粘膜の健康維持や抗ストレスなどの作用がある
・ビタミンE：コレステロールを減らし、血行を良くする
・ビタミンB1：ビタミンB群の一種で、疲労回復や神経の機能保持などの作用がある
・ビタミンB2：ビタミンB群の一種で、脂肪燃焼や新陳代謝促進など発育・美容に関わる作用がある
・ナイアシン：ビタミンB群の一種で、粘膜や皮膚を健康保持・二日酔い防止・血行促進などの作用がある
・ビタミンB6：ビタミンB群の一種で、タンパク質の分解・合成補助・皮膚や粘膜の健康維持などの作用がある
・パントテン酸：ビタミンB群の一種で、ストレス緩和・動脈硬化予防・ヘアケアなどの作用がある
・葉酸：ビタミンB群の一種で、成長促進・貧血予防・動脈硬化予防・脳機能改善などの作用がある
・ビオチン：ビタミンB群の一種で、皮膚や頭髪を健康に保ち、筋肉痛を和らげるなどの作用がある
【ミネラル】

・カリウム：血圧を下げて、筋肉や心筋の活動を正常に保つ
・マグネシウム：カルシウムと密接な関わりがあり、骨や歯の形成に必要な栄養素とされる
・リン：骨や歯を形成や、エネルギー貯蓄の作用がある
・鉄：赤血球を構成する成分で、貧血予防や疲労回復などの作用がある
・銅：貧血予防・免疫力向上・動脈硬化予防・成長促進・ヘアケアなどの作用がある
・亜鉛：味覚の機能維持・成長促進・抜毛予防・生殖機能維持・二日酔い防止などの作用がある
・マンガン：骨や皮膚の形成・神経の機能維持・肉体の酸化防止・代謝機能維持などの作用がある
・セレン：老化防止・ガン抑制という作用がある
・モリブデン：貧血予防・食道ガン予防などの作用がある

【その他】

・食物繊維：腸内を綺麗に保つ効果があり、便秘を防ぐ効果がある
・ポリフェノール：強力な抗酸化作用を持ち、抗老化・生活習慣病予防などの作用がある

期待できる健康効果

・免疫力向上（ビタミンC・カリウム）
・エネルギー代謝・カルシウム吸収促進（マグネシウム）
・貧血予防（ビタミンB6・葉酸）
・口内炎・皮膚炎・動脈硬化・不眠などの予防（ナイアシン）
・排便促進・便秘予防（食物繊維）
・抗ストレス・抗老化・冷え性解消（ポリフェノール・トリプトファン）

過剰摂取の副作用

・カリウムによる弊害：腎機能の低下時に過剰摂取すると嘔吐・発熱・吐気・低血圧・不整脈などの症状が出ることも

備考

【バナナの予備知識】

・概要：東南アジア原産のバショウ科バショウ属のうち、果実を食用とする品種の総称
・歴史：紀元前5千～1万年頃、偶然できた種なしバナナの苗を栽培したのが、今のバナナの始まりとされる
・生産：フィリピン、エクアドル、グアテマラ、メキシコ、インドネシア

【バナナの豆知識】

・熟した方がポリフェノール（抗老化作用のある栄養素）の含有量が高まる
・消化酵素によって消化に良くなる（1～1.5hで消化）
・食物繊維とオリゴ糖の一種が腸内環境を整えて排便を促し、便秘改善に繋がる
・多くの糖質が含まれており、吸収速度の違いからエネルギーの持続時間が長い
・冷凍保存できる（ただし元通りにはならない）