【家電】電子レンジから火花が出る原因と修理方法
自宅には2年程度使ってきた電子レンジがあるのですが、稀に内部で火花が出る場合がありました。
先日、その現象がひどくなってきたので電子レンジの庫内を掃除していたところ、内部の"ある部分"を破ってしまいました。
「故障させてしまった」と思い、色々調べてみると興味深いことが分かったので、ここで紹介したいと思います。
電子レンジから出る火花について
電子レンジから火花が出る原因
電子レンジから火花が出る原因は以下のものがあるとされます。
・金属を入れて作動させる(アルミホイル、レトルトパウチなど)
・水分の少ない食品を加熱する
・電子レンジの庫内が汚れている
・マイカ板(電子レンジの庫内の紙のようなもの)が破損もしくは汚れている
・水分の少ない食品を加熱する
・電子レンジの庫内が汚れている
・マイカ板(電子レンジの庫内の紙のようなもの)が破損もしくは汚れている
火花が出るようになる具体的な原因
金属製のパッケージに入った食品を温めるとすぐに火花が出るので、金属は危ないということは分かります。
しかし、庫内の汚れに反応して火花が出るという現象は、原因が分かりづらいです。
個人的に調べてみたところ、庫内で飛び散った食品カスがマイカ板に付着し、そこから発火するケースが多いようです。
実際に破損したマイカ板を外してみたところ、その部分が大分焦げ付いていました。
よって、電子レンジの庫内は定期的に掃除しておいた方が良いようです。
また、庫内がせまい場合は"サイズぎりぎりのレンジ調理容器"は使用しない方が良いようです。
自分の場合は"パスタ調理容器から飛び散ったゆで汁"が、発火する汚れの主な原因になっていたと思われます。
マイカ板(電子レンジの中にある紙のようなものについて)
上記で触れた電子レンジ内部の"ある部分"とは、庫内の壁面に付いている紙のようなものを指します。
これは"マイカ板"と呼ばれる部分で、以下のような作用があるとされています。
【マイカ板とは?】
マイカ板とは、電子レンジの導波管(マイクロ波が出る部分)の出口に付いている板を指します。
マイカとは雲母のことを指し、電気絶縁性や耐熱性に優れているため、電気機器の絶縁材料として使用されているようです。
電子レンジにおいては、機械内部に蒸気などが侵入しないように付いているとされています。
この部分が破損していても加熱は可能ですが、放置しておくと故障の原因になるとされているようです。
マイカ板とは、電子レンジの導波管(マイクロ波が出る部分)の出口に付いている板を指します。
マイカとは雲母のことを指し、電気絶縁性や耐熱性に優れているため、電気機器の絶縁材料として使用されているようです。
電子レンジにおいては、機械内部に蒸気などが侵入しないように付いているとされています。
この部分が破損していても加熱は可能ですが、放置しておくと故障の原因になるとされているようです。
破損した状態で使用するとどうなる?(使用はオススメしない)
個人的な経験則になりますが、マイカ板に穴が開いた状態でも使用は可能です。
しかし、やはり危険であり故障の原因になることもあると思われるため、破損状態での使用はオススメしません。
なお、科学的な根拠があるわけではありませんが、個人的には破損した状態だと加熱効率が悪いような気がします。
マイカ板の修理方法
メーカーや修理業者に依頼する場合
メーカーや修理業者に修理を依頼すると専用のマイカ板を有償で手に入れることができるとされます。
しかし、古い製品の場合は適切なものが手に入らなかったり、手に入るまで時間が掛かったりするようです。
また、修理費用も割高で、新品への買い替えを勧められるケースが多いとも言われています。
時間や金銭のコスパを考えると非常にもったいないので、個人的にはオススメしません。
自力で修理する場合
マイカ板の破損は、実は自分で修理することができます。
マイカは"電子レンジ用の焼け焦げ防止シート"などの素材になっているので、これを利用すると同様の効果が得られます。
そのため、これを使用した修理方法を紹介したいと思います。
電子レンジ用の焼け焦げ防止シートを利用したマイカ板の修理
1.マイカ板の形式を確認する
まず、電子レンジに付いているマイカ板の形式を確認します。
多くの場合、マイカ板を差し込んで取り付ける形になっているようです。
差し込みが可能であれば、電子レンジ用の焼け焦げ防止シートで代用が可能になります。
2.電子レンジ用の焼け焦げ防止シートを手に入れる
マイカ板を代用できる場合、電子レンジ用の焼け焦げ防止シートを手に入れましょう。
この商品は、ホームセンターなどで取り扱っていることが少ないようなので、通販で手に入れる方法がオススメです。
ちなみに、自分は楽天で約800円(送料込)で手に入れました。
3.破損したマイカ板を取り外す
焼け焦げ防止シートを手に入れたら、電子レンジからマイカ板を取り外します。
4.電子レンジの庫内を掃除する
火花が出るのは庫内に食品カスがこびりついている場合が多いです。
そのため、庫内をキレイに水拭きして掃除をしておきましょう。
5.焼け焦げ防止シートをマイカ板の形に切り出す
焼け焦げ防止シートは、下敷きのような硬さで、多少曲げることができます。
また、ハサミで切ることができるので、破損したマイカ板を当てて同じ形にカットしましょう。
なお、焼け焦げ防止シートは強く曲げすぎると折れるように割れてしまいます。
力加減に注意して、慎重に切り出しましょう(カッターナイフの方が正確かも)。
6.カットした焼け焦げ防止シートをマイカ板を差す部分にセットする(完了)
ハサミでカットした焼け焦げ防止シートを、マイカ板を差す部分にセットすれば完了です。
なお、レンジによっては多少曲げる必要があるので、シートを割らないように慎重に扱いましょう。
事後報告
自力で修理して1週間程度経ち、レンジも毎日使っていますが特に問題は無いようです。
なにかあれば、このページにて報告したいと思います。
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コメント
1 件のコメント :
「電子レンジ用の焼け焦げ防止シート=マイカ板」、、
とても参考になりました。良い記事をありがとうございました。通販で1つ買い置きしてみます。
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