mataponの節約生活研究所:【検証】腕時計の電池交換は自分でできるのか?(スクリューバック式での検証)

しばらく愛用していた腕時計が、このたび電池切れで止まってしまいました。

しかし、最寄りに電池交換をしてもらえるお店が見当たりません(以前はあったがつぶれてしまったらしい)。

なので、今回は腕時計の電池交換を自力でやってみることにしました。


電池交換までの下準備


1.計画を立てる


とりあえず、電池交換までの流れは「工具購入 → 開封作業 → 電池確認 → 交換作業」といった感じになります。

なので、まずは電池と工具を売っている店をまわってみることにしました。できれば安く入手したいと思い、ダイソーやセリアを回ってみたのですが、現在は電池交換用の工具は扱っていないみたいです(ベルト調整工具のみ確認)。

また、ボタン電池に関してはいくつか扱っているみたいですが、自分の時計がどの型番の電池なのかを知るには開けてみるまでわかりません。そのため、電池に関しては開けてみてからの購入が良いと思います。

2.工具の購入


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工具を購入できる場所


腕時計用の工具はホームセンターで売っていることがありますが、種類はかなり少ないです。

以前は100円ショップにも売っていましたが、今は無いみたいなので個人的にはネット通販で買うのがいいと思います。

工具の価格について


ホームセンターでは、はめ込み式の工具のみ確認できましたが価格がムダに高い印象でした。

ネット通販では平均的には1000円程度で、安いものだとセットで500円くらいのものがあります。フルセットになると、1500~2000円程度といった感じです。

ダイソーで買えたとしても合計700円程度になるので、ネット通販の方が少し安いかもしれません。

今回はせっかくなので2200円のフルセットのものを購入してみました。とりあえず、これを持っておけば「はめ込み式・スクリューバック式・ネジ式」のどれでも対応できるようです。





スクリューバック式の電池交換に必要な工具


今回、スクリューバック式の電池交換で使用した工具は以下の通りです。

・スクリューバック用の裏ブタ取り外し工具
・ピンセット
・腕時計用のバイス(あれば)

3.電池の購入


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電池を購入できる場所


腕時計用の電池は、100円ショップ・ホームセンター・家電量販店などで販売されています。

たいてい電池コーナーに揃えてあると思うので、店舗で買う場合は電池コーナーを探すと見つかると思います。

ネット通販では種類や価格はピンキリですが、Amazonや楽天なんかで様々な種類が販売されています。

電池の価格について


今回 僕は家電量販店で400円程度で購入しましたが、種類によっては100円ショップで購入することもできます。

また、ホームセンターや家電量販店で買う場合は、種類にもよりますが500円前後が相場のようです。

ネット通販では市販の半額程度で、セット売りになっているものが多い印象です。

ただし、見慣れないメーカーも多いので、品質についてはレビューを見て確認しておいたほうが無難です。



電池の型番について


電池の型番に関しては、頭が「CR」や「SR」で、末尾が「W」や「SW」のものなど、多くの種類があります。

なので非常に間違えやすいのですが、互換する場合もあるので間違えてもネットで調べてみると良いです。

ちなみに僕は「SR920W」と「SR920SW」を間違えてしまいました…。

ですが、調べてみるとどうやら互換性があるようです(参考:SR626SWとSR626Wなどの[SW]と[W]の違い)。

実際に行った開閉作業(スクリューバック式)


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今回 電池交換する腕時計は「メタルバンド」で「スクリューバック式の裏ブタ」のものです。

作業についてはYoutubeにアップされている適当な動画を参考にして進めました。その流れは以下の通りです。

1.バネ棒を外す


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メタルバンド式でバンドが連結したままのものは、まずバンドを外さなければなりません。

なので、最初はバンドを連結させている「バネ棒」というピンを外します。

バネ棒の場所は時計によって異なりますが、たいてい「バンドの留め具」か「ケースの付け根」にあります。

バネ棒は細めのマイナスドライバーで押し込めば簡単に外すことができます。

ただし、吹っ飛んでいく可能性があるので、作業は慎重に行う必要があります。

2.裏ブタを外す


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スクリューバック式の裏ブタを外すには、それ専用の工具が必要になります。

このタイプの裏ブタには溝が掘ってあり、その溝に工具をハメ、回転させながら外していきます。

高級な時計なんかの場合は、作業する前にケースをラップなんかで保護しておいた方がいいかも知れません

また、外す際にケースが不安定で回転させずらい場合は、バイス(固定具)で固定した方が作業しやすいです。

3.中ブタを外す


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腕時計の裏ブタを外すと内部が見えてきますが、たいてい白い「中ブタ」というものが見えてきます。

これをピンセットで取り出すと、電池が確認できるようになると思います。

4.電池を取り出す


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中ブタを外したら、次にボタン電池を外す作業に入ります。

ボタン電池の留め具に関しては腕時計によって異なりますが、たいていはツメで押さえられています。

なので、ピンセットでツメを外して、中の電池をつまみ出します。

電池を取り出したら「電池に書いてある型番」を確認してメモっておきます(今後のために)。

電池を用意していない場合は、このタイミングで裏ブタを仮閉めして買いに行きましょう。

5.電池の交換作業


ここからの作業は基本的に今までの作業の逆回しです。

電池を新しいものに交換し、中ブタ、裏ブタの順で閉めて工具でしっかりと締め込みます。

6.バネ棒をつける


バネ棒をつけるには、まず 棒の片方を金具にはめ込みます。

次にピンセットで押さえながら金具にはめ込めば簡単につけることができます(パチンという音がすればよい)。

これで電池交換は終了です。

まとめ


自分で電池交換をしてみた感想


作業に関しては「簡単といえば簡単」ですが「難しいといえば難しい」といった感じです。

というのも、はじめは知識がないので、工具の使い方 や 手をつける場所がわかりません。

ですので、バンドのバネ棒ではなく、コマを外す作業をしてしまいました…。

ですが、動画を見ながら作業していくうちに徐々にやり方が理解できるようなります。

分かってしまえばこっちのものといった感じで、段々と簡単に作業できるようになりました。

しかし、ミスすれば時計に致命的な欠陥を及ぼす場合もあると思われます。

なので、心配な場合は100円ショップで練習用の時計を買って、それで試してみたほうが無難です。

電池交換作業から得られること


今回の経験から「今後は自分で腕時計の電池交換ができるようになった」と言えると思います。

なので、もう電池交換をお店に頼むことは無いでしょう。

また、工具のセットを持っておけば「バンドのコマ詰め」も自分でできるようになります。

そのため、今後は「電池交換」と「バンドのコマ詰め」に関するコストを浮かせることができるでしょう。

さらに このスキルを持っておけば他の人の役に立てることも多くなると思います。

といったわけで、このスキルを身に着けておくと結構便利になるかと個人的には思っています。