mataponの節約生活研究所:【検証】関西1デイパスを使うといくらぐらい交通費が節約できるのか?

僕は旅が好きなので連休などは小旅行に出かけることが多いのですが、計画を立てる度に交通費が気になってしまいます。「節約」という点はいつもテーマとして持っているので、できれば少しでも安価な旅がしたいものです。

今回は関西地方を旅しようと思ったので、JR西日本が発行している「関西1デイパス」を利用してみることにしました。ということで、この割引チケットの概要や使ってみた感想についてまとめていこうと思います。


関西1デイパスとは?(きっぷの特徴)


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1デイパス
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チケット引換券

関西1デイパスとはJR西日本が発行している割引乗車券で、これを使うと京阪神地区を中心とする自由周遊区間の路線が一日乗り放題となります。また、チケット引換券がついており、京阪・南海・近江の私鉄3社が提供しているサービスのいずれか一つと交換することができます。

【関西1デイパスの特徴】

・サービス:自由周遊区間の普通列車+大阪水上バス+レンタサイクル+チケット引換券(詳細は「公式サイト」参照)
・販売価格:大人3600円、子供1800円(2018年11月現在の価格)
・販売期間:春夏秋冬(ほぼ年間を通して販売している)
・購入期間:購入日の翌日から1ヶ月先まで
・有効期限:指定日の1日間

※2018年現在のサービス内容です(年によって価格や有効期間などはけっこう変わっています)

購入方法


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関西1デイパスの購入方法は、e5479(JR西日本ネット予約)とみどりの発券機の2通りとなっています(2018年11月現在)。e5479は登録が必要みたいで面倒だったので、今回はみどりの発券機で購入することにしました。

【みどりの発券機での購入の流れ】

・トクトクきっぷを選択
・関西1デイパスを選択
・大人・子供を選択
・利用日を選択(当日は選択不可)
・利用人数を選択
・料金を入れる
・1デイパス(乗車券)・引換券(サービスチケット)・きっぷの案内・領収書が出てくる

使用方法


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関西1デイパスは普通のきっぷと同じように「関西ワンデイパス(普通列車乗車券)」を自動改札機に入れれば利用できます。自動改札機がない駅の場合は常駐している駅員に見せれば通してもらえます。

・自動改札あり:自動改札機に入れる
・自動改札なし:駅員に見せる

自由周遊区間


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関西1デイパスの自由周遊区間は上の画像の通りです。

※詳しくは公式サイトの「電子パンフレット」を参考にすると分かりやすいと思います。

メリット・デメリット


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実際に使ってみて感じた関西1デイパスのメリット・デメリットは以下の通りです(あくまで個人的な感想です)。

【メリット】

・計画によっては交通費が安くなる(片道1800円以上なら差額が浮く)
・毎回きっぷを買う必要がない

※鉄道の交通費を調べるには「Yahoo!路線情報」を使うと便利

【デメリット】

・そもそも価格が高め
・購入方法が面倒
・当日に購入することができない(当日の天気を見て利用することができない)
・チケット引換券の引き換え場所が限られている

使ってみた感想


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今回は新大阪を起点に兵庫県の赤穂方面に向かって出かけました。帰ってから交通費を計算してみると550円ほど安くなったことがわかりましたが、これで節約になったのかと言われれば結構微妙ですね…。

チケット引換券とレンタサイクルは利用していないので これらのメリットについては語れませんが、関西1デイパスを使うと電車の乗り降りの際にきっぷを買う時間と手間が省けるので、その点は良かったかと思います。

ちなみに僕は以前にも関西1デイパスを利用したことがあるのですが、そのときはもっと価格が安く、窓口で買うこともでき、当日にも発行されていたので、このサービスは年々悪くなっているような気がします。

ですが、使い方によっては交通費を大幅に浮かせることもできます。例えば「敦賀⇔姫路」というルートの場合は片道4000円なので往復で8000円となります。このルートで関西1デイパスを使うと4400円も交通費が節約できます。

また、こまめに駅で乗降する計画の場合は節約になるかもしれません。ただし、長距離になるにつれて移動時間は長くなってしまうので、その辺は考えものですね。