mataponの節約生活研究所:【食品】栄養価の高いチーズで健康的に節約(チーズの栄養素とは?)

チーズは、そのまま食べることができ、様々な料理にも使える便利な食品です。

また、タンパク質やカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれており、様々な健康効果もあるといわれています。

こうした理由で、個人的に気に入っている食品なのですが、栄養素や効能については よく知りません。

そこで、この機会にチーズについての知識をまとめておきたいと思います。


消費者としての感想

利点

チーズの利点は以下の通りです。

・比較的安価:製品によって価格はピンキリだが、150円程度で販売される製品もある(プロセスチーズ)
・長期保存可能:プロセスチーズは約半年程度持つ
・栄養素が豊富:カルシウムタンパク質をなどの栄養素が豊富

用途(調理法)

チーズの主な用途は以下の通りです。

・そのまま:そのまま食べる
・パスタ:あつあつのパスタに乗せて食べる
・卵料理:オムレツなどに利用する
・焼物:グラタン・ドリア・ピザなどに使う

応用(工夫)

チーズは以下のような応用ができます。

・せんべい:クッキングシートの乗せてチンすると せんべい状になる

チーズの情報

基本情報

チーズ(プロセスチーズ)の基本情報は以下の通りです。

・カロリー:61kcal(スライス1枚 18g)
・適  量:60g程度(スライス3枚程度)
・保存方法:冷蔵
・保存期間:消費期限まで(約半年)

参考サイト:カロリーSlismピントルメグミルク

栄養素

チーズ(プロセスチーズ)の主な栄養素は以下の通りです。

【三大栄養素】

・タンパク質:筋肉・骨・皮膚などを作り、エネルギー源としても働く重要な成分
・脂質:体を動かすエネルギー源で 脂肪を蓄えたり、細胞膜・血液・ホルモンの材料となったりする成分

【アミノ酸】

・イソロイシン:必須アミノ酸の一種で、筋肉修復・疲労回復・成長促進・糖尿病予防などの作用がある
・ロイシン:必須アミノ酸の一種で、筋肉強化・肝機能向上・ストレス緩和・育毛などの作用がある
・リジン:必須アミノ酸の一種で、疲労回復・集中力向上・肝機能向上・ヘアケアなどの作用がある
・スレオニン:必須アミノ酸の一種で、脂肪肝予防・成長促進・胃炎改善・美肌などの作用がある
・トリプトファン:必須アミノ酸の一種で、不眠解消・鎮痛・集中力向上・記憶力向上などの作用がある
・バリン:必須アミノ酸の一種で、筋肉を強化したり疲労回復を促す作用がある
・ヒスチジン:必須アミノ酸の一種で、脂肪の燃焼を促す作用がある
・アルギニン:アミノ酸の一種で、成長ホルモン分泌・ダイエット・免疫力向上・血流改善・美肌などの作用がある
・シスチン:アミノ酸の一種で、美肌・髪や爪の健康保持などの作用がある
・グリシン:アミノ酸の一種で、不眠改善・抗うつ・美肌などの作用がある
・アラニン:アミノ酸の一種で、肝機能改善・スキンケア・長期運動を支えるなどの作用がある
・アスパラギン酸:アミノ酸の一種で、疲労回復・体調の調整・スキンケアなどの作用がある
・グルタミン酸:アミノ酸の一種で、利尿・脳の活性化・美肌・血圧低減などの作用がある(GABAを生成)
・プロリン:アミノ酸の一種で、関節痛改善・美肌・脂肪燃焼などの作用がある(コラーゲンの構成成分)
・セリン:アミノ酸の一種で、美肌・アルツハイマー予防・睡眠促進などの作用がある

【ビタミン】

・ビタミンA:視機能改善・粘膜や皮膚の健康保持・動脈硬化予防・ガン予防などの作用がある
・ビタミンE:コレステロールを減らし、血行を良くする
・ビタミンK:血液凝固(止血促進)・骨の健康保持という作用がある
・ビタミンB1:ビタミンB群の一種で、疲労回復や神経の機能保持などの作用がある
・ビタミンB2:ビタミンB群の一種で、脂肪燃焼や新陳代謝促進など発育・美容に関わる作用がある
・ナイアシン:ビタミンB群の一種で、粘膜や皮膚を健康保持・二日酔い防止・血行促進などの作用がある
・ビタミンB6:ビタミンB群の一種で、タンパク質の分解・合成補助・皮膚や粘膜の健康維持などの作用がある
・ビタミンB12:ビタミンB群の一種で、貧血予防・神経の機能保持・睡眠促進などの作用がある
・パントテン酸:ビタミンB群の一種で、ストレス緩和・動脈硬化予防・ヘアケアなどの作用がある
・葉酸:ビタミンB群の一種で、成長促進・貧血予防・動脈硬化予防・脳機能改善などの作用がある

【ミネラル】

・ナトリウム:細胞の機能維持・神経の機能維持・筋肉の収縮・弛緩の働きを保つという作用がある
・カリウム:血圧を下げて、筋肉や心筋の活動を正常に保つ
・カルシウム:骨を太くし、健康に保つ効果がある
・マグネシウム:カルシウムと密接な関わりがあり、骨や歯の形成に必要な栄養素とされる
・リン:骨や歯を形成や、エネルギー貯蓄の作用がある
・銅:貧血予防・免疫力向上・動脈硬化予防・成長促進・ヘアケアなどの作用がある
・亜鉛:味覚の機能維持・成長促進・抜毛予防・生殖機能維持・二日酔い防止などの作用がある

参考サイト:チーズ(wikipedia)カロリーSlism

期待できる健康効果

チーズの健康効果は以下の通りです。

・基礎代謝の向上(タンパク質・ビタミンB2)
・骨の健康維持(カルシウム)
・疲労回復(ビタミンB2)
・風邪の予防(ビタミンA)
・ガン予防(チーズのタンパク質)

参考サイト:チーズの栄養明治良好倶楽部

過剰摂取の副作用

チーズの副作用は以下の通りです。

・腹を壊す:チーズは消化に悪いとされ、食べ過ぎると下痢などが起こることがある(ただし、乳糖は少ない)
・アレルギー症状:チーズに含まれるカゼインやβラクトグロブリンによって、アレルギー症状が出ることも
・頭痛・吐き気:チーズに含まれるチラミンによって、頭痛や吐き気が起こることもある
・体臭が強くなる:チーズの脂質が腸内に溜まると腐敗臭を放つようになるとされる

参考サイト:ピントルキッチンTIPS


備考

チーズの備考をまとめておきます。

【チーズの予備知識】

・概要:乳に乳酸菌や酵素を加えて凝固させ、微生物の作用によって発酵・熟成させた食品
・製法:加熱殺菌 → 乳酸菌・凝乳酵素添加 → カード切断 → 撹拌・加熱 → 型詰・圧搾 → 加塩 → 熟成
・歴史:飛鳥時代に蘇というチーズを煮詰めた食品が租税の対象とされた(一般普及は戦後)
・生産:日本、オセアニア、欧州、米国ほか

【チーズの豆知識】

・ビタミンC・ビタミンD・食物繊維・鉄分が少ないので、野菜やフルーツと合わせて摂ると良い

参考サイト:チーズ(wikipedia)日本乳業協会