mataponの節約生活研究所:【食品】栄養豊富な海苔で健康的に節約(海苔の栄養素とは?)

海苔(のり)は用途多彩で、色んなものを巻いたり、振りかけたり、そのままでも食べられる便利な食品です。

また、ビタミンCや鉄分、食物繊維が豊富で、カロリーも低いのでダイエットにも向いています。

こうした理由で、個人的に購入頻度の高い食品なのですが、栄養素や効能については よく知りません。

そこで、この機会に海苔についての知識をまとめておきたいと思います。


消費者としての感想

利点

海苔の利点は以下の通りです。

・安価なものもある:刻み海苔・もみのりは比較的安価
・そのまま食べられる:特に料理しなくても食べられる
・用途が多彩:様々な料理に使える
・長期保存可能:未開封の場合、半年以上の保存ができる
・ビタミンCが豊富:熱に強いビタミンCが豊富に含まれる

用途(調理法)

海苔の主な用途は以下の通りです。

・おにぎり:おにぎりにして食べる
・弁当:のり弁当にして食べる
・薬味:刻み海苔・もみのりは、冷奴や麺類の薬味として使う
・具材:刻み海苔・もみのりは、チャーハンなどの炒め物として使う
・トッピング:刻み海苔・もみのりは、ご飯やパスタなどのフリカケとして使う
・栄養補助:カップ麺などの栄養補助として使う

応用(工夫)

海苔は以下のような応用ができます。

・汁物の具:汁物の具として使える
・その他:色んな食材を巻いて食べる(新しい発見があるかも?)

海苔の情報

基本情報

海苔の基本情報は以下の通りです。

・カロリー:6kcal(焼き海苔 1枚 3g)、4kcal(味付海苔 1パック 2g)
・適  量:10g(焼き海苔 2~3枚程度、味付海苔 4パック程度)
・保存方法:冷暗所(未開封)、冷蔵(開封後は乾燥剤とともに密閉)、冷凍(密閉して冷凍保存)
・保存期間:未開封(1~3ヶ月)、冷蔵(1~2ヶ月)、冷凍(1年)

参考サイト:カロリーSlism旭化成おいしいメモ帳

栄養素

海苔の主な栄養素は以下の通りです。

【三大栄養素】

・タンパク質:筋肉・骨・皮膚などを作り、エネルギー源としても働く重要な成分

【ビタミン】

・ビタミンA:視機能改善・粘膜や皮膚の健康保持・動脈硬化予防・ガン予防などの作用がある
・ビタミンC:皮膚や粘膜の健康維持や抗ストレスなどの作用がある(海苔のビタミンCは熱に強い)
・ビタミンE:コレステロールを減らし、血行を良くする
・ビタミンK:血液凝固(止血促進)・骨の健康保持という作用がある
・ビタミンB1:ビタミンB群の一種で、疲労回復や神経の機能保持などの作用がある
・ビタミンB2:ビタミンB群の一種で、脂肪燃焼や新陳代謝促進など発育・美容に関わる作用がある
・ナイアシン:ビタミンB群の一種で、粘膜や皮膚を健康保持・二日酔い防止・血行促進などの作用がある
・ビタミンB6:ビタミンB群の一種で、タンパク質の分解・合成補助・皮膚や粘膜の健康維持などの作用がある
・ビタミンB12:ビタミンB群の一種で、貧血予防・神経の機能保持・睡眠促進などの作用がある
・パントテン酸:ビタミンB群の一種で、ストレス緩和・動脈硬化予防・ヘアケアなどの作用がある
・葉酸:ビタミンB群の一種で、成長促進・貧血予防・動脈硬化予防・脳機能改善などの作用がある
・ビオチン:ビタミンB群の一種で、皮膚や頭髪を健康に保ち、筋肉痛を和らげるなどの作用がある

【ミネラル】

・ナトリウム:細胞の機能維持・神経の機能維持・筋肉の収縮・弛緩の働きを保つという作用がある
・カリウム:血圧を下げて、筋肉や心筋の活動を正常に保つ
・カルシウム:骨を太くし、健康に保つ効果がある
・マグネシウム:カルシウムと密接な関わりがあり、骨や歯の形成に必要な栄養素とされる
・リン:骨や歯を形成や、エネルギー貯蓄の作用がある
・鉄:赤血球を構成する成分で、貧血予防や疲労回復などの作用がある
・銅:貧血予防・免疫力向上・動脈硬化予防・成長促進・ヘアケアなどの作用がある
・亜鉛:味覚の機能維持・成長促進・抜毛予防・生殖機能維持・二日酔い防止などの作用がある
・マンガン:骨や皮膚の形成・神経の機能維持・肉体の酸化防止・代謝機能維持などの作用がある
・ヨウ素:必要不可欠なミネラルで、基礎代謝向上・成長促進などの作用がある
・セレン:老化防止・ガン抑制という作用がある
・クロム:必要不可欠なミネラルで、血糖値・血圧・コレステロール値を下げる作用がある
・モリブデン:貧血予防・食道ガン予防などの作用がある

【その他】

・食物繊維:腸内を綺麗に保ち、便秘を防ぐ効果がある(海苔の1/3が食物繊維)
・EPA:青魚に豊富に含まれる必須脂肪酸で、血栓を作らせない成分が多く含まれている
・β-カロチン:強力な抗酸化力を持つ栄養素で、美肌効果・ガン予防などの作用がある

参考サイト:海苔(wikipedia)海苔の栄養素カロリーSlism

期待できる健康効果

海苔の健康効果は以下の通りです。

・視力低下防止、皮膚・髪の健康保持(ビタミンA)
・抗ストレス、皮膚・粘膜の健康保持(ビタミンC)
・骨の健康維持(カルシウム)
・疲労回復効果(ビタミンB1・ビタミンB2)
・貧血予防(鉄分・葉酸)
・排便促進(食物繊維)
・血中コレステロール低下・中性脂肪の減少(EPA・タウリン)
・ガン予防(βカロチン)

参考サイト:のりの栄養価竹内海苔

備考

海苔の備考をまとめておきます。

【海苔の予備知識】

・概要:海苔を漉いて紙状に乾燥させたものを板海苔、火で炙ったものを焼き海苔という
・製法:培養 → 収穫 → 漉き → 乾燥 → 検査 → 出荷
・歴史:奈良時代には既に食べられており、税の対象にもなっていたとされる(江戸時代に板海苔があったとも)
・生産:日本

【海苔の豆知識】

・完全食品である鶏卵の栄養補助に向いている
・『常陸国風土記』にヤマトヤケルの時代に海苔があったという記述がある

参考サイト:海苔(wikipedia)のりができるまで