消費者としての感想

利点

・安価：基本的に1パック100円程度で販売されている（業務スーパーは特に安い）
・用途が多彩：様々な料理に使える
・低カロリー：食物繊維豊富で、ダイエットに適している
・栄養豊富：ビタミン・ミネラルなどが豊富

用途（調理法）

・炊込御飯：炊込みご飯に入れて使う
・炒め物：野菜炒めに混ぜたり、きのこソテーにして食べる
・煮物：カレーやシチューなどに入れて使う

舞茸の情報

基本情報

・カロリー：15kcal（100g）
・適　　量：20g程度（約1/5パック）
・保存方法：冷蔵（ラップで包む）、冷凍（石づきを落として袋に密閉）
・保存期間：冷蔵（3～4日）、冷凍（約1ヶ月）

栄養素

【ビタミン】

・ビタミンD：脂溶性のビタミンで、カルシウムの吸収を高め骨への沈着を助ける作用がある
・ビタミンB1：ビタミンB群の一種で、疲労回復や神経の機能保持などの作用がある
・ビタミンB2：ビタミンB群の一種で、脂肪燃焼や新陳代謝促進など発育・美容に関わる作用がある
・ナイアシン：ビタミンB群の一種で、粘膜や皮膚を健康保持・二日酔い防止・血行促進などの作用がある
・ビタミンB6：ビタミンB群の一種で、タンパク質の分解・合成補助・皮膚や粘膜の健康維持などの作用がある
・パントテン酸：ビタミンB群の一種で、ストレス緩和・動脈硬化予防・ヘアケアなどの作用がある
・葉酸：ビタミンB群の一種で、成長促進・貧血予防・動脈硬化予防・脳機能改善などの作用がある
・ビオチン：ビタミンB群の一種で、皮膚や頭髪を健康に保ち、筋肉痛を和らげるなどの作用がある

【ミネラル】

・カリウム：血圧を下げて、筋肉や心筋の活動を正常に保つ
・マグネシウム：カルシウムと密接な関わりがあり、骨や歯の形成に必要な栄養素とされる
・リン：骨や歯を形成や、エネルギー貯蓄の作用がある
・鉄：赤血球を構成する成分で、貧血予防や疲労回復などの作用がある
・銅：貧血予防・免疫力向上・動脈硬化予防・成長促進・ヘアケアなどの作用がある
・亜鉛：味覚の機能維持・成長促進・抜毛予防・生殖機能維持・二日酔い防止などの作用がある
・マンガン：骨や皮膚の形成・神経の機能維持・肉体の酸化防止・代謝機能維持などの作用がある
・セレン：老化防止・ガン抑制という作用がある
・クロム：必要不可欠なミネラルで、血糖値・血圧・コレステロール値を下げる作用がある
・モリブデン：貧血予防・食道ガン予防などの作用がある

【その他】

・食物繊維：腸内を綺麗に保つ効果があり、便秘を防ぐ効果がある
・β-グルカン：免疫力強化・コレステロール上昇抑制・ガン予防などの作用がある

期待できる健康効果

・免疫力向上・ガン予防（βグルカン）
・高血圧予防・尿酸値低下（カリウム）
・口内炎・皮膚炎・動脈硬化・不眠などの予防（ナイアシン）
・排便促進・便秘解消（食物繊維）
・カルシウムの吸収促進（ビタミンD）

過剰摂取の副作用

・下痢になる：食べ過ぎると食物繊維の作用によって下痢になることも（1日100gが上限）
・血糖値に影響が強い：低血圧のリスクがある人や、降圧薬の服用をしている場合は注意が必要
・アレルギー反応：キノコアレルギーによって、アナフィラキシーショックを起こす場合がある
・食中毒：生食により食中毒を起こす場合がある（加熱必須）

備考

【舞茸の予備知識】

・概要：クリ・ナラなどの大木の根元に生えるサルノコシカケ科のキノコ
・製法：培養工場で培養・収穫・検査されて出荷される
・生産：日本

【舞茸の豆知識】

・『今昔物語集』に「キノコを食べて舞い踊った女性たちの様子から舞茸と呼んだ」という記事がある
・岩手県の一部に「山の神の祭礼の折に三度舞を舞って収穫する」という慣わしがあったらしい