mataponの節約生活研究所:【食品】カルシウム豊富な煮干しで節約(煮干しの栄養素とは?)

煮干し(にぼし)は、ダシや具材などとして様々な料理に使える便利な食品です。

また、タンパク質とカルシウムが豊富に含まれる食品であり、筋トレやダイエットにも向いています。

価格もそこまで高くはなく、長期保存もできるので買い置きしておくこともできます。

こうした理由で、個人的に気に入っている食品なのですが、栄養素や効能については よく知りません。

そこで、この機会に煮干しについての知識をまとめておきたいと思います。


消費者としての感想

利点

煮干しの利点は以下の通りです。

・比較的安価:1袋の値段は高いが、使用頻度から考えると安価
・用途が多彩:汁物のダシや具として使える
・長期保存可能:常温でも1ヶ月程度持つ(正しく保存した場合)
・ダイエットに向いている:タンパク質・カルシウムが豊富(ビタミンDも含む)

用途(調理法)

煮干しの主な用途は以下の通りです。

・そのまま:そのまま食べてもおいしい
・オカズ:塩分が高いので、白米にも合う
・ダシ:味噌汁や麺料理のスープのダシ
・汁物:ダシをとった後、具としても食べられる
・炒物:炒めても美味しく食べられる
・その他の料理:パスタ・酢の物・佃煮など
・栄養補助:カップ麺などの栄養補助に使える

応用(工夫)

煮干しは以下のような応用ができます。

・炊込み御飯:炊込み御飯の具に使うとダシにも具にもなる(柔らかくなる)

煮干しの情報

基本情報

煮干しの基本情報は以下の通りです。

・カロリー:90kcal(30g)※1尾3kcal(1g程度)
・適  量:15g(15~30尾程度)
・保存方法:常温(密閉して乾燥した場所に置く)、冷蔵・冷凍(頭と内臓を取ると長持ち)
・保存期間:常温(1ヶ月程度)、冷蔵(3ヶ月程度)、冷凍(6ヶ月程度)

参考サイト:カロリーSlism食品保存マニア

栄養素

煮干しの主な栄養素は以下の通りです。

【三大栄養素】

・タンパク質:筋肉・骨・皮膚などを作り、エネルギー源としても働く重要な成分
・脂質:体を動かすエネルギー源で 脂肪を蓄えたり、細胞膜・血液・ホルモンの材料となったりする成分

【ビタミン】

・ビタミンD:脂溶性のビタミンで、カルシウムの吸収を高め骨への沈着を助ける作用がある
・ビタミンE:コレステロールを減らし、血行を良くする
・ビタミンB1:ビタミンB群の一種で、疲労回復や神経の機能保持などの作用がある
・ビタミンB2:ビタミンB群の一種で、脂肪燃焼や新陳代謝促進など発育・美容に関わる作用がある
・ナイアシン:ビタミンB群の一種で、粘膜や皮膚を健康保持・二日酔い防止・血行促進などの作用がある
・ビタミンB6:ビタミンB群の一種で、タンパク質の分解・合成補助・皮膚や粘膜の健康維持などの作用がある
・ビタミンB12:ビタミンB群の一種で、貧血予防・神経の機能保持・睡眠促進などの作用がある
・パントテン酸:ビタミンB群の一種で、ストレス緩和・動脈硬化予防・ヘアケアなどの作用がある
・葉酸:ビタミンB群の一種で、成長促進・貧血予防・動脈硬化予防・脳機能改善などの作用がある

【ミネラル】

・ナトリウム:細胞の機能維持・神経の機能維持・筋肉の収縮・弛緩の働きを保つという作用がある
・カリウム:血圧を下げて、筋肉や心筋の活動を正常に保つ
・カルシウム:骨を太くし、健康に保つ効果がある
・マグネシウム:カルシウムと密接な関わりがあり、骨や歯の形成に必要な栄養素とされる
・リン:骨や歯を形成や、エネルギー貯蓄の作用がある
・鉄:赤血球を構成する成分で、貧血予防や疲労回復などの作用がある
・銅:貧血予防・免疫力向上・動脈硬化予防・成長促進・ヘアケアなどの作用がある
・亜鉛:味覚の機能維持・成長促進・抜毛予防・生殖機能維持・二日酔い防止などの作用がある

参考サイト:煮干し(wikipedia)カロリーSlism

期待できる健康効果

煮干しの健康効果は以下の通りです。

・筋肉の組成促進(タンパク質)
・貧血予防(鉄分)
・骨の健康維持(カルシウム)
・カルシウムの吸収促進(ビタミンD)

参考サイト:ティーエフケイ

過剰摂取の副作用

煮干しの副作用は以下の通りです。

・痛風の危険性:プリン体が豊富に含まれているため、過剰摂取し続けると痛風になることも

参考サイト:くらしリラックス

備考

煮干しの備考をまとめておきます。

【煮干しの予備知識】

・概要:小魚(主にカタクチイワシ)を煮て干したもの(原料の魚には数種類ある)
・製法:水揚 → 洗浄 → 煮熟 → 乾燥
・歴史:イワシが加工された食されるようになったのは奈良時代頃とされる
・生産:日本(長崎・熊本・千葉など)

【煮干しの豆知識】

・タンパク質が豊富(60%がタンパク質)
・塩分が高い(干物の中で最も多いとされる)
・種類は片口煮干(片口鰯)・平子煮干(真鰯)・うるめ煮干(潤目鰯)・かえり煮干(片口鰯の稚魚)などがある
・イワシにはEPAやDHAが豊富だが、煮干の酸化が進行する上で それらの効果は失われていく

参考サイト:ティーエフケイ伏高